賢明学院小学校・安達貞夫教頭による、TOEFL Primary®/ TOEFL Junior®を活用した英語教育が目指す未来に関するメッセージです。
英語を使いこなせる能力は、世界平和につながります。
賢明学院小学校 教頭 安達貞夫氏
賢明学院の設立母体である聖母奉献修道会は、フランス革命で荒廃していた子どもの教育の場を作るために、1796年に最初の学校を作りました。
創立者の聖マリー・リヴィエは、「一緒になりましょう。そして学校をつくりましょう」と呼びかけ、次々に姉妹校を広げていきました。
「私の娘達はやがて海を渡るでしょう」との言葉を残して亡くなった聖マリー・リヴィエの言葉は現実となり、1853年にカナダ、1873年にはアメリカ合衆国に姉妹校ができました。
時は流れて第二次世界大戦後、堺市当局がカトリック大阪司教区に「堺にカトリック小学校を」と依頼しました。
まだ小学校が少なかった戦後すぐの頃です。当時の田口司教様が世界に呼びかけ、カナダの修道会が日本にシスター方を派遣してくださいました。
賢明学院幼稚園の前身である霞ヶ丘カトリック幼稚園、そして賢明学院小学校を堺の地に設立されました。
その後、卒業生が出るタイミングで中学校、高等学校が設立されていますが、この順番は日本の私立学校では実は珍しいのです。
保護者が賢明教育の継続を望んだ結果だといえるでしょう。
二度と不幸な戦争を起こさないために、世界の人々と英語でコミュニケーションができることを目指して、1年生から英語教育を始めました。
当時はカナダの小学校の教科書を使っていたらしいので、当時としては珍しい実践的な英語教育をカナダ人シスター方が行っていたようです。
その思想は、現在も続いています。
英検®がスタンダードな日本の英語教育ですが、英語を使ったコミュニケーション能力を測る指標はCFERであり、
そこにつながるテストとしてはTOEFL Primary® / TOEFL Junior® が最適だと考え、3年生以上には必須、1、2年生には希望制で受験機会を設けています。
毎年のスコアアップが、児童にとっては英語学習のモチベーションとなっています。
もちろん到達度を測る指標としての英検®受験も機会は設けていますが、「勉強」としての英語ではなく、
「世界の人たちと会話をするためのツール」としての英語の力を伸ばすことが、本校の英語教育の目的です。
何故なら、先に述べたように「世界平和のために言語で世界の人たちとコミュニケーションを取る」ことができる能力を育てることが、賢明学院の英語教育だからです。
「世界基準」のTOEFL Primary® / TOEFL Junior® と「楽しく意欲高く英語を学ぶ」授業で、世界に羽ばたき、
日本人としての誇りを持ち、平和を愛する世界市民としてグローバルに活躍できる力を育みたいと考えています。