「英語は聞き取れるようになるまでに時間がかかる」
そう感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は、リスニング力は“年齢”より“耳慣れ”がカギ。
特に、TOEFL Primary®やTOEFL Junior®など、英語学習の初期〜中級段階で受けられるTOEFL®シリーズでは、「英語の音を聞いて理解する力」がしっかりと評価されます。
この記事では、TOEFL®リスニングの概要と、子どもに合ったリスニング力の育て方を、楽しさと実践のバランスをとってご紹介します。
【目次】
・TOEFL®のリスニングセクションとは?レベル別に解説
・小中学生に求められるリスニング力とは?
・TOEFL®リスニング|子どもが楽しんで続けられる学習法
・まとめ
TOEFL®のリスニングセクションとは?レベル別に解説
TOEFL®のリスニングは、英語で話される内容を聞いて理解し、正しく情報をとらえる力を測定します。レベルによって出題内容や話し方のスピードが異なります。
TOEFL Primary®のリスニングテスト(CEFR※ A1未満~B1)
対象:英語学習の初級段階(主に小中学生が対象)
内容:日常生活に身近な会話・やりとり
形式:イラストと音声を組み合わせ、聞いた内容に合う選択肢を選ぶ
友だちと遊ぶ場面、学校でのやりとり、家族との会話など、英語の音やリズムに慣れ始めた子どもでも、無理なく挑戦できます。
TOEFL Junior®のリスニング(CEFR A1〜B2)
対象:英語中級段階の学習者(主に中高生が対象)
内容:学校での発表・先生の説明・教室内の会話など
形式:スピードも自然な英語に近く、複数の情報を聞き分ける設問も
論理的に話の展開を聞き取る力や、会話の目的を理解する力が求められます。
TOEFL iBT®のリスニング(CEFR B1〜C2)
対象:大学・大学院留学を目指す学習者
内容:講義・キャンパスでの会話・討論など
形式:長文・ノートテイキングが必要/内容理解+推論・要約問題あり
※CEFR(「ヨーロッパ言語共通参照枠」)は、欧州評議会(Council of Europe)によって2001年に「ヨーロッパの言語教育の向上のために基盤を作ること」を目標に正式に公開された言語レベルの枠組みです。
あらゆる言語を6つの段階(A1・A2・B1・B2・C1・C2)に分け、それぞれのレベルに言語機能に基づいた『Can Do Statements』によって、その言語を用いて「具体的に何ができるか」を示しています。
CEFRは語学シラバスやカリキュラムの手引きの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために、透明性が高く分かりやすい包括的な基盤を提供しています。
小中学生に求められるリスニング力とは?
子どもは年齢にかかわらず、英語の音にたくさん触れることで“英語耳”を育てていくことができます。特に、TOEFL Primary®やTOEFL Junior®で求められるのは、「聞いた内容を理解し、選択肢から正しく選ぶ力」です。
聞く→理解する力を自然に育てるには、日本語と同じように、“意味と音”を一緒に学ぶこと、単語だけでなく、場面や話の流れをイメージしながら聞くことが大切です。聞いたあとに、保護者の方が「どんな話だった?」とやさしく問いかけてみることも有効です。
TOEFL®リスニング|子どもが楽しんで続けられる学習法
絵やストーリーと一緒に音を聞くことで、内容が定着しやすくなります。
・シャドーイング:聞こえた英語をすぐ真似して話す練習
・多聴:意味がわからなくても、繰り返し聞くことで耳を慣らす
・絵本リスニング:イラスト+音声付きの絵本などで物語に触れながら聞く
楽しさをベースにして、自然と耳に英語が入る習慣をつくることもポイントです。
例えば、
・好きなキャラクターの英語アニメやYouTube番組を視聴
・英語学習向けの音声CDや絵本アプリで、毎日5分から始める
・英語の童謡、チャンツ※を親子で楽しむ
リスニング強化に役立つ教材やアプリもおすすめです。
※チャンツはリズムに合わせて英語のフレーズを発音することで、英語のイントネーションや表現を自然と身につけることができる学習法です
まとめ|リスニング力は将来の英語力の土台!今こそ耳を育てるチャンス
TOEFL®におけるリスニングは、英語で学ぶ・考えるための入り口です。
特にTOEFL Primary®/TOEFL Junior®の段階では、「正確に聞いて理解する力」が重視されており、小学生・中学生・高校生の今こそ、耳を育てる絶好のタイミングです。英語の音に親しみ、英語を「聞く力」から「使える力」へと育てていきましょう。
TOEFL Primary® / TOEFL Junior®は、お子さまの英語力をやさしく見える化できるテストです。 小学生・中学生・高校生の今だからこそ、未来への第一歩を踏み出してみませんか?